新型インフルエンザの国別感染者数とその順位の関係に見るジップ則

Zipf-law correlation between the number and position of avian flu infected countries

新型インフルエンザ、流行っていますね!
日本(しかも北海道!)でも感染者が出たということで、僕みたいに不規則な生活を送っている人にはgkbrな状況なわけですよ。

それはさておき、今回はいつもニュースで表として出ているデータを両対数グラフで可視化してみました。
これは縦軸をある国の感染者数、横軸をその国の感染者数順位をとっています。つまり、単調減少なデータですね。

5月5日から5月10日(5月6日を除く)までのデータしかないのですが、途中で感染国が増えたり、順位が入れ替わったりしています。
にも関わらず、どの日も概ね直線で近似できるのではないでしょうか?ただ、1位が少ないように見えますが…。
人口や人種、国土面積、交通網、情報伝達速度等、様々な環境が異なるのにこういった関係が現れるのは面白い現象だと思います。

このように両対数グラフでプロットしたとき、直線で近似できるものをべき乗則にしたがっていると言います。
一方が順位だとジップ則と言ったりします。
今回みたいに毎日感染者数が報告されるような病気はめずらしいのでついついプロットしてしまいました。
いつまで報告されるか分からないですが、面白いので続けようと思います。
読者のみなさんはくれぐれも感染しないようにしてくださいね!